消防隊員は、火災で身を守るために防火衣、防火ヘルメット、防火手袋、空気呼吸器などを着装し出動しています。そのため、肌の露出は極端に少なく、特に夏場の火災現場では、熱中症になるリスクが高くなっています。
 熱中症のリスクを軽減するため、「暑熱順化(しょねつじゅんか)訓練」を実施しています。

訓練の内容
 火災出動と同じ装備(防火衣・防火ヘルメット・防火手袋など)で消防活動訓練や有酸素運動を行います。
 今この時期から行うことで、身体を暑さに慣らしておくことができ、猛暑の中でも消火活動を行うことができます。

一緒に暑熱順化トレーニング!
 エアコンなどを使用して部屋を涼しくすることや、こまめに水分補給を行うのも熱中症予防ですが、日常生活の中で無理のない範囲で汗をかきませんか?
 暑熱順化は、数日から約2週間で完了します。以下の例を参考に、熱中症に備えましょう。
 例:・30分のウォーキングや15分のジョギング:週5回
   ・30分の筋トレやストレッチなど適度に汗をかく運動:週5回~毎日
   ・入浴(湯船につかる)・サウナ:2日に1回