年末年始は、餅を食べる機会が増え、餅による窒息事故が多く発生する時期になります。特に幼児や高齢者は、飲み込む力が弱いため、窒息のリスクを抑えた食べ方を心掛けましょう。

  • 餅を食べるときのポイント

1.食べやすい大きさに切り、ゆっくりとよく噛んで食べる。

2.口に入れる量は、無理なく食べられるくらいにする。

3.食べる前に水分等で喉を潤す。

  • 喉に詰まらせたときの応急手当

 もしも食べ物が喉に詰まった場合、苦しそうにしている様子や手で喉を押さえる動作(チョークサイン)が見られます。

・救急車の要請とAEDを準備する。

・声を出せるか確認し、咳をするよう促す。

・手のひらの付け根部分で、肩甲骨と肩甲骨の間を強く叩く。

・意識や呼吸がなくなった場合、すぐに胸骨圧迫をする。

救助者が1人の場合、喉に詰まらせた人の意識がある時は、異物の除去を優先しましょう。