年末年始は、餅を食べる機会が多くなり、餅をのどに詰まらせて窒息する事故が多く発生する時期になります。特に幼児や65歳以上の高齢者は噛む力や飲み込む力が弱いため、十分注意して食べましょう。


〇餅を食べる時の注意点
・餅は小さく切り、食べやすい大きさにしましょう。
・お茶や水、汁物などの水分と合わせて食べましょう。
 (ただし、噛まないうちにお茶等で流し込むのは危険です。)
・一口の量は無理なく食べることのできる量にしましょう。
・ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。

〇対処法
・まずは救急車を要請しましょう。
・咳が出せるなら、出すようにさせましょう。
・手の付け根で肩甲骨と肩甲骨の間を強く叩きましょう。(背部叩打法)
・意識がなくなったら、すぐに胸骨圧迫(胸の真ん中を1分間に100~120回の
 リズムで成人は約5cm、小児は胸の厚さが約1/3沈むぐらいの強さで押す)を
 しましょう。

※救急車が到着するまで電話を切らずに、スピーカー機能(手がふさがっていない状態)を使用し、119指令員の指示に従ってください。